下記図の矩形パルス
(1)
(2)
(3)

パルス幅変調(PAM)とは
ある周波数

標本化した後の信号は、帯域幅が
受信側では、周期Tでサンプリングしていることが分かっています。そのため、受信した信号を周期Tで逆の処理をすれば、復元することができます。
パルス変調波形(PAM)の表現方法
フーリエ級数を用います。
のように表現できれば、nは整数でデルタ関数を重ね合わせているため、パルス波を表現できます。
パルス変調波形(PAM)の復調方法
復調後の波形を
これは、下記の畳み込み積分の関係から来ています。(
g(t)は
なお、フィルタ
解答例
(1)パルス波のフーリエ変換
単位インパルス関数になる。
(2) のフーリエ級数
問題文で与えられた公式より、矩形波の範囲は
で、
よって、
(3)低域通過フィルタを通した時の出力信号
フィルタの帯域
Bは絶対値なので、周波数0,±fのフーリエ級数を持つ
よって、出力信号は下記になる。
最後に
本問は、あまり院試では出ないかもしれません。
ただ、背景知識として出題されることがあります。
通信工学が試験範囲の大学院を受験される方は、是非理解しておくと良いです。