問題
(1)図1の制御系の閉ループ伝達関数
(2)図1の制御系が、図2の開ループ系に簡単化できるとする。ボード線図が図3で与えられるとき、


はじめに
複雑な伝達関数を簡単化する問題は、意外と院試で出題されます。(1)で結果を求め、その結果で(2)以降に続いていく段取りです。
本問も、それを意識して作りました。ボード線図を読み解く問題も頻出ですので、一緒に確認できればと思います。
解法の方針
伝達関数の簡単化
至ってシンプルです。与えられたブロック図の内容を数式に落とし込み、入力と出力の比を取る原則に従います。
ボード線図の読み方
伝達関数の分母分子に注目します。
括弧内を
ωを大きくしていき、
下記の図で例を示します。

括弧が一次の項ならば
解答例
(1)伝達関数の簡単化
第2式より
第1式をこれに代入して
(2)ボード線図の読み方
伝達関数のゲインは
と表すことができ、
また、
(5)(6)(9)(12)式を用いて具体的な値を求めていく
(9)より、
(6)(12)を代入して
(12)より、
(9)より、
最後に
ボード線図の読み解きは、特に九大で出題されます。同大学を志望される方は、是非本問で練習すると良いです。