はじめに
院試にて、TOEICのスコアシートの提出を求められることが多いです。
私が把握している限り、京大以外の旧帝大でTOEICのスコアシートの提出を求められます。専門科目ほどではないにせよ、合否に関わるのは確かです。
外部生が内部生に対して不利になりがちな院試に対し、なるべく730点を狙いたいところです。そこで、本記事では、TOEICで800点中盤を取ったことのある筆者が短期集中で高得点を取るために、個々の問題、大問に対して行っていた作戦について共有します。
メモベースですが、一つでも参考になる事柄が有れば幸いです。
全体
以前の記事でも似たようなことを書いていますが、基本的に7割取れれば730点取れます。よって、10問中3問はミスしても良い気持ちで臨むことが重要です。
英語は数学と異なり計算ミスが発生しないので、確信を持って解いた問題が実は間違っていたことは少ないです。特に、TOEICのような選択肢問題だと顕著です。
Part1
ここは写真の内容を英語で聞いて、最も適当な説明をしている選択肢をマークする問題です。6問程度で、すぐに終わる大問なだけあり、あまり特筆することはありません。
筆者がよく間違えていたひっかけ問題として、beingは現在進行形の動作となります。ですので、服を着ている動作に対しては正解になりますが、既に服を着ている写真の場合は間違いになります。
3分の2は正解したいので、練習で間違えた箇所については、そもそもの文法で間違えたのかチェックしておくと良いです。
Part2
問題が始まる前のdirectionの説明が長いので、Part1で迷った問題を考え直しても良いですが、グレーゾーンになります。あくまで自己責任で。
実際の問題は、数人の会話を聞き下記のような設問で問われることが多いです。(特に前半)
- Who booked the airline tickets?
- How long is the movie?
このように、5W1Hで問われることが多いです。何を問われているのかを瞬時に頭に入れて、その内容を念頭に聞く。を徹底できるかにかかっています。一部の問いで迷ってしまうと、そのサイクルが崩れてしまうため注意が必要です。
また、一部の女性のスピーカーの場合、WhereとWhenの判別が非常にしづらいことがあります。私はWhereをWhenで聞き間違いをしてしまうことがあり、正答できないことが多かったです。よって、Whenで聞いた内容でどの選択肢も合っていないような気がする場合は、Whereで考え直した方が良いかもしれません。
他、Weren’tをWhere、Whenで間違えることもあります。上記に比べると出現確率は低いですが、疑わしき聞こえ方をしたとき、注意しましょう。
後半は、Isn’t the museum closed now?(博物館はもう閉館していますよね?)など、いかにも会話チックに聞いてくる問われ方もします。大学受験で勉強していれば大丈夫だと思いますが、そうでない場合は手こずるかもしれません。細かい文法は置いといて、否定形で言葉が始まるとき、相手は質問しているのかもしれない。くらいのマインドで臨みましょう。
Part3,4
複数人での会議なのか、一人が一方的に話す内容なのかでPartが分かれていますが、問題形式は同じなので同時に解説します。
一つの会議、話す内容(1題)ごとに3つの問題が続きます。題問ごとに少しの時間があり、選択肢の内容を先読みする時間がありますが、問われている内容を把握する優先順位を付けていました。
- 優先度大:選択肢に日付、月、その他特定の選択肢ばかりが挙げられている問題
- 優先度中:Who is the “名前”など、特定の人物の職業、役職などを答える問題
- 優先度低:会話が開かれている場所など、会話全体の内容を答える問題
優先度大の問題は、ヒントになる文章が少ないです。特定の文言を聞き逃してしまうと正答が厳しくなるので、出て来た時は、設問内容を念頭に置きながらリスニングする必要があります。
優先度中の問題は、Part3で特に注意する必要があります。会話人物が多い場合、個人個人の名前、職業をいちいち覚えていないことが多いです。こういった時に足元を救われますので、問題で出て来た時はチェックしたいです。
優先度低の問題は、3問中1問はほぼ必ず存在します。どこかの一文章を聴き取れなくとも、全体の概要を把握していれば、前もって問題を読んでいなくとも解くことができます。他の選択肢で問われている内容を把握することに注力した方が良いです。
Part5
ここからがリーディングになります。全体75分ありますが、リスニングと違い時間配分を自由に設定できます。Partごとに筆者の設定している目標の解答時間を挙げていきます。
Part5の目標解答時間:10分
まずは文法問題です。1問20秒ペースで考えて、全体30問解くのに10分計算です。共通テスト、センター試験より難易度が高く、大学受験ではよく分からないが解けていた問題がTOEICでは殆ど出てきません。
このように、意外と時間をかけても(熟考しても)解けない問題が多く、知っているかで正答可否が分かれることが多いです。
特に、前置詞問題に関しては分からなければカンになります。to in at and これだけ見ても、色々な使われ方があり、短期集中の院試向けの勉強と相性が悪いです。反応できなかったらカンで良いでしょう。
他、受動態に関する問題も多数出題されます。受動態とセットで考えるべきは、目的語です。空欄に当たるものが目的語なのか、他のものかで選択肢を絞ることができます。受動態の問題を見つけたら、同時に考える癖を付けましょう。
Part6
目標解答時間:10分
穴埋め問題になります。1つの文章に付き4問穴埋めします。文法に属するのか、長文問題に属するのかでひと議論ありますが、筆者としては長文問題に入ったつもりで解くことをオススメします。
Part7も同じことが言えますが、最初の文章で大枠を確保すると、今後の流れが読みやすくなり正答率も高くなります。
余談ですが、筆者は一番苦手でした。Part7に比べて精読要素が強く、頭の中で正確に和訳できないと解けない問題が多いからです。時間との兼ね合いですが、730点目標ならば最後まで読む必要は無く、前半の問題で半分~4分の3確保できたと思えば切り上げるのも手です。
Part7 前半 シングルパッセージ問題
目標解答時間:30分
ここは得点源だと思います。8割欲しいです。文法問題、穴埋め問題とは違い、ただ内容を把握できているのか次第で得点できます。小細工が無く、院試向けの勉強と相性が良いです。与えられた文章量に対し設問が詰まっているので時間に対する得点期待値が高いです。
広告、Line(通話アプリ)でのメッセージ問題、メールに関しては、上記の傾向が特に強いです。ここは取りたいです。
前半~中盤~後半に進むにつれ、文章量が多くなってきますが、1.5分~2.5分~4.5分くらいに使用時間を増やしていき、全体30分にすることが目標です。
本Partに限らないですが、ビジネス英語なだけあり、単語:representがたくさん出てきます。大学受験では殆ど出てこないが、TOEICに関しては必須級で覚えておく必要があります。場面によって様々な意味がありますので、問題演習を通して覚えておきましょう。
Part7 後半 ダブルパッセージ、トリプルパッセージ
目標解答時間:25分
5題出てきますので1題5分計算です。
正直に言って、後半のトリプルパッセージの設問は5分だと足りないと思います。しかし、かける時間に対しての得点効率が悪く、時間が無くて解けない問題が出てくるのは仕方ないと思います。取れそうな問題を取って6割確保。が現実的な線です。
730点狙いだと時間の都合で解けない問題が存在することは、ある意味?当たり前だと考えています。重く考えることはせず、消化試合のつもりで解いていきましょう。
ですので、本章に関して特筆することはありません。
最後に
以前の記事と繰り返しになりますが、本記事はあくまでもTOEICで目標点数を確保するための方策です。提示した内容が実践でき、730点が取れたからと言って、英語がビジネス、学業で使えるようにはならないです。ここだけは注意しましょう。

