問題
下記にMOSFETを用いたコルピッツ発振器とハートレー発振器を示す。それぞれの発振条件(振幅条件と周波数条件)を算出せよ。

はじめに
発振回路の性質は、前回の記事で説明しました。
本記事では、実際に存在する発振回路の発振条件を問題形式で見ていきます。
ループ利得
解答
コルピッツ発振器
増幅器(MOSFET)の先にコンデンサが並列に、コイルが間に直列に入っている回路です。
与えられた微小信号モデルにより、下記の等価回路に置き換えることができる。

ループ利得
電流源から右を見たアドミタンスは下記で表すことができる。
以上より、
次に、
以上より、求めるループ利得は、(3)(4)を(1)に代入して
これから発振条件を求める。
まず、周波数条件
次に、振幅条件について、
(6)を代入することで
を得る。(振幅条件)
ハートレー発振器
コルピッツ発振器からコイルとコンデンサを逆にした回路です。
小信号等価回路は

電流源から右を見たアドミタンスは
これより、
以上より、ループ利得は
周波数条件は、
次に、振幅条件は、
補足
ループ利得
最後に
本問は九大の院試でよく出題されます。
2020年、2019年、2015年、2013年で出題がありました。そろそろ出題される時期かもしれません。
同大学を志望する方は是非練習してください。