電磁気学 鏡像法とは?点電荷における典型問題例を解説(院試レベル) 鏡像法とはある特定の系において、幾何学的な特徴を利用して特定の位置に仮想的に電荷を置けば、手計算で電場分布を求められるようになる方法を言います。本記事では、院試でよく問われる代表的な系における鏡像電荷の置き方及び電場分布の求め方、各種特性を紹介します。 2025.01.09 電磁気学
電磁気学 伝導電流と変位電流、表皮効果の説明 伝導電流とは、導体中を流れる電流のことです。変位電流とは電束密度の時間変化を言います。ある地点の電場が時間変化する=伝導電流以外にも電流は流れている。という解釈です。 2024.07.30 電磁気学
電磁気学 一様に電流が流れる同軸ケーブルの自己インダクタンス 本問、意外と(2)が難しかったりします。(1)は典型問題で、市販の問題集でもよく見かける問題です。アンペールの法則を適用し、磁束密度を内側、外側導体の間の空間(半径a<r<bの区間)で積分すれば良いです。しかし、(2)はどうでしょうか。(1)とは異なり電流が一様に流れていますので、半径rによって電流が増減する区間が発生します。ここのインダクタンスの計算方法を原理原則から理解していないと、正答することはできません。 2024.05.06 電磁気学
電磁気学 ビオサバールの法則の計算、アンペールの法則の適用可能条件 (1)下記のように、半直線C1,C3と半円C2に電流が流れている。半円の中心軸上の磁束密度Bを求めよ。(2)下記の導体で、アンペールの法則を適用できる条件はどれか。全て答えよ。(a) 半径aの円環電流(b) 半径a、半径bの無限長導体に挟まれている点P(c) 内半径a、外半径b、高さ1、巻き数Nの環状ソレノイド 2024.02.13 電磁気学
電磁気学 異なる誘電体、磁性体の電場、磁場の境界条件 電場Eと磁場Hは、異なる媒質間の接線成分で連続。電束密度Dと磁束密度Bは、異なる媒質間の垂直成分で連続。円周方向に平行な媒質のとき、電束密度Dと磁場Hが連続であることを利用する。円周方向に垂直な媒質のとき、電場Eと磁束密度Bが連続であることを利用する。 2024.02.11 電磁気学
電磁気学 【電磁気学】円環電流と磁気モーメントの等価関係 【問題】下記の導体が総電荷Qで一様に帯電している。中心軸周りに一定の角速度ωで回転するとき、(1)(2)それぞれの場合の磁気モーメントを求めよ。(1)半径a長さbの円柱導体(2)半径aの導体球 2024.01.20 電磁気学
電磁気学 パッシェンの法則の概要と絶縁破壊電圧の考察問題 下記の図のように、導体A,B間に絶縁材料(窒素ガス)を詰めた同軸ケーブルを考える。(2)窒素ガスの圧力を大気圧から大幅に増加させると、導体AB間の絶縁破壊電圧は増加した。また、圧力を大気圧から大幅に減少させた場合も、絶縁破壊電圧は増加した。それぞれの理由を説明せよ。 2023.12.30 電磁気学
電磁気学 【ガウスの法則】電荷密度が変化する円筒から発生する電場の算出 前者の計算では、半径r地点での電荷密度ρ(r)が0~rすべての区間に一様に分布している前提になっています。高校までは、パラメータが一定値であることが多く、前者の計算で問題無かったです。しかし、大学になると、変化するパラメータを取り扱うことが多くなります。 2023.12.10 電磁気学